日産自動車の元社員の男が、会社の営業秘密にあたるモーターショーの情報などを不正に持ち出していたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
男は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、日産自動車の元社員で、神奈川県茅ヶ崎市の柴山哲也容疑者(52)です。
警察の調べによりますと、柴山容疑者は、おととし12月から去年2月までの間、会社のサーバーにアクセスして、営業秘密にあたるモーターショーの予算や、演出方法などの情報をハードディスクなどにコピーして持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いがもたれています。
調べに対して柴山容疑者は、「情報は持ち出したが、会社に損害を与えたり、不正な利益を得たりするつもりはなかった」などと供述し、容疑を否認しているということです。
警察によりますと、柴山容疑者は去年4月に日産を退職していますが、社内調査で営業秘密を持ち出していた疑いがあることが分かり、会社側が警察に告訴していました。
柴山容疑者は、ほかにもおよそ1万8000件の営業秘密にアクセスしていて、退職後は中国の自動車メーカーに勤務していることから、警察は、詳しい動機やいきさつを調べています。
日産では去年5月にも、別の元社員が、不正に入手した車の販売計画などの営業秘密を転職先の自動車メーカーに持ち込んだとして逮捕され、在宅起訴されています。
